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オンライン学会に参加しました！（3）
こんにちは、丸山です。すっかりご無沙汰してしまいました。 最近の活動報告を Research と Publication にアップいただきましたので、このブログ記事と併せてチェックいただけると嬉しいです。 10月に新潟で…
2020/11/14
Readこんにちは、丸山です。
すっかりご無沙汰してしまいました。
最近の活動報告を Research と Publication にアップいただきましたので、このブログ記事と併せてチェックいただけると嬉しいです。
10月に新潟で、11月に名古屋でラジオ塔に関する資料調査を実施しました。
「どうしてBKではないの？」と思われた方もいらっしゃるかもしれないので、まずはラジオ塔研究の進捗を簡単に報告します。
現在所属している福山大学人間文化学部が毎年3月に発行している『人間文化学部紀要』の21号と22号にBKとAKのラジオ塔調査の成果を発表しました。
クリックいただくと論文のダウンロードが始まります。
- 「関西に残るメディア遺構:JOBKの建設したラジオ塔」（2021年、21号、p.13-25）
- 「関東に残るメディア遺構:JOAKの建設したラジオ塔」（2022年、22号、p.15-27）
BKでラジオ塔のアイディアが考案されたこと、聴取加入者100万突破のキャンペーンの一環でAKはBKの考案したラジオ塔のアイディアを実践したことを上述論文で指摘しました。さらなる成果を出すために、10月は新潟で11月は名古屋でラジオ塔調査を実施しました。ただ、どんな資料があるのかは現地に行かないとわからないので、研究成果が出せるかどうか予測できません。
新潟ではいくつか資料は見つかりましたが、論文を書くにはまだ情報が足りません。こちらは引き続き調査を続けます。そして名古屋でもいくつか資料が見つかったのですが、市民が建造したラジオ塔に関する資料が大半で驚いてしまいました。これまで見つけた資料は放送事業者が主体となってラジオ塔を建設したことを裏付ける資料だったのですが、名古屋で見つけたのは市民が建設主体になってラジオ塔を増設したことを裏付ける資料ばかりだったからです。
どんな理由で、どのようにして市民はラジオ塔を建設し、名古屋市に寄付するに至ったのか。
年末にNHK放送博物館で資料調査を実施する予定なので、今回の成果を来年3月に発表できるように頑張ります！